ましゅ公と愉快な呟きたち

いろんなことについて書きなぐりたい。そして、それが誰かの役に立つといいなと夢想するブログ。

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「マック=太る」この事実を体を張って証明した、ある英雄を紹介しよう

どうも、ましゅ公です!

 

マクドナルドは太るのか?

 

みなさん、マクドナルド、好きですか?

私は週に一回は食べたくなっちゃうので、多分好きなんだと思います笑(そんなに意識したことない)

 

私が考えるマクドナルドの魅力とは

・安い

・早い

・一人でも入店しやすい

・季節限定の商品がある

 

です。

特に、これを書いている今は秋なのですが、

ちょうど月見バーガーが発売されているんです。

月見バーガーでも、ノーマルのもの、チーズが入った「チーズ月見」、バンズにこだわった「黄金の月見」。みさんはもう食べましたか?私はこの間チーズ月見を食べたのですが、卵とパティの油が合わさって、さらにチーズの油分も追い打ちをかけて本当にとろけるような食べ応え…

 

何個でも食べたい。

何回でも行きたくなる。

そんな魅力的なマック。

 

でもさ、マックそんなに食べたらさ…太るじゃん?

バーガーとポテトを一心不乱に貪り食った後の手を見てみましょうよ。

油と塩分でギットギトですから。

そして、健康にも悪そう。

そもそも、バーガーなんて、糖質と脂質(それも質はさほどよくないと思われる)のコンビネーションじゃないですか。

亜鉛?良質なタンパク質?ビタミン?…そんなのは邪道だ!と言わんばかりのラインナップ。

あと、この間ノリと勢いで週二回マック食べたらさ、翌日汗がフライドポテトの臭いがした。嘘のような本当の話です!職場で一人焦りました!

 

でも、やめられないんですよね。

それでもマクドナルドの黄色いエムを見ると、一瞬思考停止に陥るんですよね「あ、呼んでる」って。

 

マクドナルドと健康について実証した、モーガン・スパーロックのお話。 

 

マクドナルドってどれくらい身体に有害なの?

それともそんなの思い過ぎで、対して害悪ではないのかな?

…そんな、私たちの誰もが一度は脳裏を掠めたであろう疑問を、身体を張って証明してくれた一人の英雄がいます。

 

彼の名を、モーガン・スパーロックといいます。

 

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モーガン・スパーロックは、アメリカ・ニューヨーク出身の映画監督。主にドキュメンタリー(しかも身体を結構張った系の)監督として有名です。

女癖が悪すぎることで悪評の彼ですが、なかなかイケメンで私は好きです←

 

そんな彼の大ヒット作が「スーパー・サイズ・ミー。2004年公開。

アカデミー賞の優秀ドキュメンタリー映画部門にもノミネートされました。

 


スーパーサイズ・ミー(字幕版)

 

この映画の構成はいたってシンプル明快。

「主人公(モーガン自身)が、1日3食マクドナルドのものだけを1ヶ月食べ続けたらどうなるか?」

というもの。

 

本当に、最初から最後まで1日の食事を全て、マクドナルドで買えるものだけに限定しています。意志の硬い方ですね。

 

縛りプレイもするよ

 

また、それ以外にも更に2つの制約があり、1つは「運動をしないこと」

エクササイズもしない。そして、歩きもしない。

 

アメリカは車社会です。というか、車がないと土地がでか過ぎて移動できないです。コロラド州に行ったことがあるのですが、都市と都市の間は完全な牧草地帯でした。牛とか馬が仲良く草を食む牧歌的な光景が延々と続いてました。だから大多数の人はどんな時でも、移動手段を車に頼らざるをえないんです。車に頼ると自分の足で移動することがなくなるので、どうしても太ってしまいますよね…

でも、都心部は交通網が発達しているので、東京みたいに電車・徒歩で移動する人が大多数。モーガンも都心の人間なので1日3万歩くらいは歩く日常を送っていたのですが、そこは「アメリカのリアル」を映し出すため、封印。

 

制約その2は、「スーパーサイズを頼むか?とレジの人に言われたら、絶対頼む」というもの。

この映画のタイトルにもなっている「スーパーサイズ」。

 

スーパーサイズとは?

 

今はもうなくなってしまったのですが(この映画のせいで)、かつてアメリカのマクドナルドに存在した、超巨大ポテトとドリンクのこと。ポテトは250グラム、ドリンクに関しては1.2リットルにもなるのだとか。

大きさがよくわからない?

…とにかく、吐き気を催すくらいにビックなんだよ!(実際、モーガンは初めてのスーパーサイズチャレンジの途中に吐瀉りました。それくらい!)

それを、頼んだセットメニューにプラス50セント(すみません、正確な数字を忘れました…)、たったそれだけ払うことでアップグレードできるサービスが、かつて普通にあったそうです。

ただでさえ辛い毎日マック食なのに、それすらも自分に強要するスタイルをとります。

なんでかって?それがアメリカのリアルだからだ。

 

内科・心療内科・管理栄養士、様々な人の協力の元、実験はスタートします。

最初は「とても健康体」と全員に言われる程だったモーガン。でも、マクドナルド漬けの毎日を送るにつれ、どんどんどんどん、心身共に不健康になっていく姿を、私たちは見ることになります。

勃起が遅いという悩みまで笑

 

マクドナルドの話と平行して、アメリカの今の食事情のインタビューも合わせて展開されます。

アメリカの給食事情

運動事情

痩せられないからと胃袋を縮小する手術が当たり前のように行われていること、

ドナルドはジョージ・ワシントンより有名だという悲しい事実…

そして、大手食品会社の威圧的行為の数々…

様々な視点から、アメリカ人を取り巻く食の問題が浮き彫りにされていきます。

 

痩せられないのは誰のせい?

自分のせいなの?それとも、私をの食を取り巻く環境が悪いの?

一般的に考えれば「自己管理の悪さ」が肥満の原因と思うかもしれません。

でも、映画を見ていくと、その考えもどうなのかな…と考えてしまいます。

「食」という個人の自由意志を尊重されるはずのところにも、みえない手が絡んでいるような気がして、ならなくなるんです。

私たちの健康は、もしかしたら「誰か」によって操られているのかもしれません…

 

マックを食べても健康でいるためにできることとはなんだろう?

 

30日間のマック漬けが終わったモーガンの身体は、ガタガタでした。

体重11キロ増、脂肪肝、肝臓の異常、血圧の上昇…たった30日間だけで、ここまでの変化が起こりました。

 

まあ、でもこれはアメリカの、そしてスーパーサイズがあった頃のお話。

日本はサイズも可愛いのでそこまでリスキーなものではないのかもしれません。30日間マック漬け生活笑

 

でも、美しい花には棘があるのと一緒で、美味しいものには毒がある。マックだって立派なグルメなので、それを非難したり下げずんだりすることはないです、ですが、それがどれだけのリスクを孕んでいるか?を考えながら消費者は立ち回っていく必要があると、この映画を見て考えました。

 

そんな感じです!

お時間があったら是非一度ご覧いただければと思います。

 

 

それでは!