ましゅ公と愉快な呟きたち

いろんなことについて書きなぐりたい。そして、それが誰かの役に立つといいなと夢想するブログ。

ましゅ公と愉快な呟きたち

アイスランドのアーティストから目が離せない!

どうも、ましゅ公です。

 

 

みなさん、アイスランドのアーティストって思い浮かびますか?

 

んー、なんだろうねぇ…

自然が豊かで、別名「氷と火山の国」とも言われるアイスランド。観光地として少し前から人気ですよね。

でも音楽、となるといまいちよくわからない…という人もいるのではないでしょうか。

 

なお、ビョークアイスランド出身のアーティスト。

 

歌手だけでなく女優としても活動している才能溢れる彼女。

「hyperballad」は聞いたことのある方も多いのではないでしょうか?

映画「ダンサー イン ザ ダーク」も、境遇が不幸で見るに耐えないシーンも多数ありますが、感動作として評価されています。

 

そもそも、アイスランドは国家として音楽にメチャクチャ力を入れているそうで、

ビョーク以外にも素敵なアーティストが多数存在します!

 

 

1・シガー・ロス

 

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1994年に、レイキャヴィクで結成されたポストロックバンド、シガー・ロス

キーボードのキャータンを迎え1999年に発売された「アゲインティス・ビュリン」は世界的なヒットとなり、そこから超有名アーティストとなりました!

アルバム「Takk」の「Hoppipolla」は、映画「宇宙兄弟」の楽曲として用いられたそうです。

 

彼らの音楽の特徴としては、静と動のコントラストがすごいこと。

アルバム「valtari」は、限りなく”静”を前面に押し出した作品。

静謐で、それは聞いている側も息を殺さなければと思うほど。

どこまでも静かなのに、どの楽曲もドラマチックで、ものすごい個性を兼ね備えている。

 

一方、「Med Sud I Eyrum Vid Spilum Endalaus」は一曲目からハッチャケていて、思わず走りたくなってくる楽曲であふれています。

 


Sigur Rós: Ekki múkk (moving art)

 


Gobbledigook

 

たった一組のアーティストが創り上げた作品たちとは思えないほどの幅の広さ。

そしてヴォーカルのヨンシーの独特な声、ギターをヴァイオリンのように弦で弾く「ボウイング奏法」から生み出される幻想的なメロディー。

 

言葉にするのも野暮です。本当、彼らの音楽は一度でいいから聞いて欲しい。

 

…ただ残念なことに、キーボード・フルート等担当のキャータンは2013年に、ドラムのオーリーは2018年に脱退、現在は2ピースバンドとして活動しております。そして今年に入ってからは脱税疑惑で起訴されたり…と、なんというか泣きっ面に蜂状態で不遇すぎる彼ら。最近の彼らの楽曲はサイケデリックで暗澹としている感じです。それもまた魅力的なのですが!

 

シガーロスのおかげで(?)見事アイスランドにのめり込むことになったましゅ公です笑

 

 

2・Agent Fresco

 

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次にご紹介するのは、今3作目のアルバムを製作中のメチャクチャ勢いがあるバンド、Agent Frescoです。

 

このアーティストの魅力と言えば、何と言ってもヴォーカル アルノル・ダン(Arronr Dan)の素敵な声。

 

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艶やかで伸びのある彼の声は「ヴァイオリンのよう」と評価されているそうです!

たくましい容姿からは想像ができないくらい、透明で美しい声なんです。

 

アルノルはインスタグラムも頻繁に更新していて、すごく茶目っ気のあるお兄さんなんだな、という雰囲気が伝わってきてホッコリします笑

(アイスランドへの愛も深いようで、彼のあげる自国の風景写真は心を奪われるものばかりです)

 

アルノル単体ではありますが、アニメ「残響のテロル」の楽曲に参加しています!

 

terror-in-tokyo.com

 

…とアルノルの話ばかりしてしまいましたが、Agent Frescoは素敵な音楽を創るバンドです!

 

特に、アルバム「Destrier」の、「Let them see us」から「Dark water」の流れは、最初聴いた時に感動して涙が出てきました…(実話です)

 


Agent Fresco - Dark Water (Official Video)

 

3作目のアルバムを今絶賛作成中とのこと。

どんな作品が生み出されるのか、今から楽しみでなりません!

 

 

3・ヨハン・ヨハンソン

 

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三番目にご紹介するのは、アーティスト、というよりも作曲家、ヨハン・ヨハンソンです。

 

主に映画の劇中曲を手がけていて、2016年に公開された映画「メッセージ」の楽曲は彼が手がけたものとなります。

 

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彼の楽曲の魅力は、アイスランドの自然を彷彿とさせるような「不規則性」の音楽に溢れている点です。

 

例えるなら、それは木々の葉が風によって騒めく様、一つとして同じ音がない雨粒が地面に落ちる様。自然に満ち溢れているこれらの音は、私たちが予期できない不規則性に富んでいます。一方対立するのは、クラシック音楽に代表する西洋の音楽。彼らは音に規則性と法則性を持たせ、音楽というジャンルを確立させます。

 

ヨハン・ヨハンソンの音楽は、規則性を持ちつつもベースに不規則的なメロディを投入することで音楽に深みや余韻を与えています。

それは、アイスランドという自然豊かな母国を持ったからこそ生み出せるものではないのではないでしょうか。

 

彼の楽曲は割と暗めの印象のものが多いので、聴く人を選ぶかもしれません。また、時にIBMのユーザーガイドの音声にメロディをつける、なんて実験的な音楽も作り上げるので、なんとも前衛的な方です。その点でも、本当に万人向けの作曲家ではない。けれどもハマる人には本当にハマる。そもそもの「芸術家とは何か?」を改めて考えさせられる、鬼才だと私は思います。

 

ただ、残念なことに、ヨハン・ヨハンソンは2018年に48歳という若さでお亡くなりになってしまいました。

 

実は、私が彼の音楽を知ったのは、彼の没後でした。

もっと前から知りたかったな…

そして、あんまりにも早すぎる死だよ。

 


Jóhann Jóhannsson - A Song For Europa

 

 

以上、私がオススメする、アイスランドのアーティスト3選でした!

アイスランドにはこの3つ以外にも有名なアーティストがたくさんいます!

ムームとか、オブ・モンスターとか。

 

どのアーティストも個性が際立っております!

そして、皆一様にエモい。

そう、なんというか、エモい。

心の中にくすぶっていた言葉にできない感情を、歌で体現してくれる。そんな楽曲に満ち溢れています。

 

ぜひ彼らの楽曲にも目を向けて欲しいです。

そして、Agent Frescoには、ぜひ3作目のアルバムを引っさげて日本に来て欲しい…絶対聴きに行くわ…

 

 

ご覧いただきありがとうございました。

それでは!