ましゅ公と愉快な呟きたち

いろんなことについて書きなぐりたい。そして、それが誰かの役に立つといいなと夢想するブログ。

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【戯言】飲食の将来について悲観してみた

どうもこんにちは。

ましゅ公です。

 

みなさんレストランとかデリバリー店とか好きですか?

ご飯作るのだるいなーって思った時、お金はかかりますが美味しいものが手軽に食べられるので、私はよく利用してます。(と言っても一週間に1回くらいだけど…)

また、学生の時、ダブルワークでも宅配ピザ屋さんで働いていたことがあり、飲食とは切っても切れない関係だったりもします。

 

人間の三大欲求の一つ「食」。
そしてそれを手軽に満たしてくれる、飲食店。

私たちの人生に必要不可欠ではないでしょうか?

日本にももちろん五万とありますし、どんなに経済的に豊かでない国にも飲食店は存在します。その事実が、このことをよく表していると思います。

 

でも、飲食。この記事では特にチェーン展開しているレストランやファストフード、デリバリー業界に絞って考えさせていただきますが、この「飲食」という単語は日本においてどういうイメージを持たれてるかというと、

「激務」「薄給」「ブラック」

…入社するやいなや人権が剥奪されるような、そんな印象を持っているかたが多いかと。

でも実際その印象は間違っていなくて、私がお世話になったピザ屋さんもそうでした。

社員は朝から晩まで拘束されるし、なんだったら休みの日も人員が足りないと出勤しないとお店が回らないから休日返上する。それだけ働いて、頑張って働いてももらえるお金なんて少なすぎる。B to Cの形態だからお給料が少ないのはしょうがないことなんです。でもせめて、ボーナスっていう形で還元してくれたらいいのに、それすらもないか微々たるもの。

 

最悪ではないですか。あまりにも、劣悪です。

そんなところに長くいようと思う人も少なく、入っても辞める人が後を絶ちません。

そしてアルバイトですら、募集をしても来てくれない。最近は中国やベトナムとかの留学生を雇ってなんとか営業しているって感じです。でも日本人は割に合わないから、もっとちゃんとしたホワイトなところで働きたいのかな。実際辛いことも多いのでドMでないとなかなか働き続けられないかもしれません…。飲食店を舐めてる人も多くて、面接のばっくれなんかも絶えないです。面接くらいくればいいのに笑

 

…まあこれは全部のチェーン店に当てはまらないとは思います。あくまで、私が知っている飲食店はそうです、というだけで。

でも、この状況、どう思いますか?

店を減らせばいい、という意見もあると思います。

でも、チェーン店に限ってはそんな訳にもいかず。

チェーン店は、お店の存在が商品を提供する場であり、そして広告塔にもなり得ます。

代表例が、マクドナルド。

石を投げたらマックに当たるんじゃないか、くらいの勢いでどこにでもありますよね。都内に限っては各駅に必ずあるんじゃないかってくらいです。

あなたが通勤・通学時やお出かけの際に街を歩いていると、ふとマックのお店が目に入ります。

「ああ、この街にもマックがあるんだな」

と、あなたは思うことでしょう。そして、マックはキャンペーンがあったら、店頭にポスターやのぼりを出してアピールしますよね。あなたはその時お腹は空いていないので実際に行くことはないのですが、「新商品美味しそうだから今度行こう」と無意識に思ってるかもしれません。そして、機が満ちた時に来店する。

メディアで広告を飛ばすのもいいですが、高いですよね。テレビCMとかならたった15秒で1億円はくだらないとか。それならば、各地に点在するお店を広告塔として使ったら効率よく宣伝できる。

チェーン店の売りは、季節ごとの新商品や随時行われるキャンペーン。つまり、商品ラインナップがコロコロ変わる訳です。そんなのにメディア使ってたら破産ですよ。

だから、店舗を使って効率よく宣伝する。

そのためにも、店舗の数というのは大切なことなのです。

 

でも、店舗数があればあるほど、それを管理する社員の頭数は必要になるし、社員だけじゃ賄えないのでアルバイトも必要となる。

でも、店舗を増やしたら、各店の売り上げも薄まってしまう…。店舗数は広告にはなるものの、会社自体の売り上げの底上げにはなかなか結びつかないところがあると思います。人口が増えなければパイも増えない。ピザを食べる習慣のないひとにピザを勧めても反応は薄いです。既存客が食いつくかもしれませんが、ピザは常食とは程遠い日本では、なかなかそんなにリピート率は高くないのが現状です。

 

…つまり何が言いたいかっていうと、

負のスパイラルにハマりまくってるんです。チェーン系の飲食は。

激務に見合わぬ薄給。

人数がいないのに出店しなければ利益をあげられない。

広告を打ち出しても採算は取れないかもしれない(商品が随時変わるから)。

店舗が増えることで人数が薄まるので、更なる激務が訪れる。

 

そりゃあ、辞めたくもなるよね…

では、どうしたら飲食店の現状は改善するのでしょうか?

 

1・派遣を雇う

最近、デリバリーに関しては派遣業が台頭してきてますよね。

店舗での直接雇用ではなく、派遣元から派遣されてくるんですよ。

私がいた店舗も何人か派遣されてて、短期だったり長期だったり人によって様々なのですが、思いましたよ、「遂に派遣雇うようになったか」って。

アルバイトも派遣も宙ぶらりんな身分ですが、派遣の場合、時給が全く違う。直接雇用のアルバイトよりも500円くらい時給が違ったりする。

また、派遣会社に登録している労働希望者の数も多いらしく、店舗が希望すればすぐ派遣会社が斡旋してくれるそうです。

これなら、ちょっと激務であっても給料がいいので雇われる方は気分が良いかもしれませんね。また、頭数が増えるので社員も楽になるでしょう。店舗の運営には効果絶大です。

 

ただ、派遣なので管理者権限を持たせる訳にはいかず、派遣を揃えたところで社員の時間拘束はあまり変化がないと思われます。また、人件費が結局高くつくのであまり雇う訳にもいかないですよね…

ということで、あまり現実的な対応策ではないのかな?

 

2.オートメーション化する

調理を自動化できないでしょうか?

昔から思ってたのですが、マックにしろピザ屋にしろ、「インストア」って役職があるじゃないですか。商品の製造スタッフですね。ピザの場合だと、生地伸ばして、トッピングして、焼いて、カットしてって感じなのですが、それを人間にやらせるんじゃなくて、それこそ動けるペッパー君を雇用してやらせれば…というのは、現在の技術だと荒唐無稽ですが、アームロボットとかを取り入れれば何とかなるんじゃないでしょうか?

 

…と思ったのですが、現在の技術だとまだまだ早いし、なんならロボットを取り入れるにはそれだけの敷地面積が必要で、多分どのお店もその条件をクリアできていないでしょう。

だから、これもダメだわ。

 

3.ジャンルを多彩化する

もうね、私これしかないと思うんだけど、万人に受ける飲食店作りを目指すしかないと思うんだ。

例えば、ピザ屋ならピザだけじゃなくてリゾットも売る。とか。

やってるところはありますよね。ピザーラです。

ピザーラは、「viva paeria」ってお店も兼業している店舗があります。パエリアを販売しているんですが、ピザーラでピザを頼みつつ、パエリアも注文できる。今日はピザって気分じゃないけど、パエリアを頼もう。ってこともできる。多様なニーズを満たすことができるんです。(昔釜飯も兼業していたと思うんですが、今はないのかな?)

まあ、ピザーラを展開しているフォーシーズの母体がでかいからこういうことが可能になるのかもしれません。でも、限られたニーズを追いかけるよりも、ニーズの機会(?)を増やせば良いじゃん。バカでもできるじゃん(失礼)

 

だから、異業種間で経営統合やっちゃえば良いよって、軽い気持ちで発言してみます。

例えば、ピザと寿司間で繋がる。店舗を新しく建てるのはあれなので、近場の店同士で連携して営業していく。

そうすれば店舗を無尽蔵に建てる必要もなくなるのではないかなって思います。だって1つの企業でやってたよりも売り上げは伸びると思うから(単純に考えて、1+1=2ってことです)。

 

でもまあ、それにしても社員の現状は変わらないか…

 

まあ、ここまで戯言めいたことをしてきましたが、

どれもこれもあんまり現実味を帯びていないというかなんというか…。

打開策ってあるんでしょうか?

このままだと、私たちの食への機会が減ってしまうかもしれません。

もしこの問題について語っている本があったら、どなたか教えてくれたら幸いです!!