泥臭くてかっこいい…アメコミヒーローって人間味溢れる存在だったんだなと感じたお話。
どうも、ましゅ公です!
アメイジングスパイダーマンを観て、アメコミのヒーロー像を考える
2012年公開のこちら。
…実は観たの、初めてでした。
というの「ヒーローもの」だとか「アメコミ」がそんなに好きではなく。
ヒーローものよりもどちらかというと絶望的な気分になる話の方が好きだし。
アメコミなんて「SPLAAAAAAAAAAAAAAAASH!!!!!!!!!!!!!」みたいな、どんだけ一コマに母音をつめこむんや!って突っ込みたくなるし、金髪で口元あたりにホクロがある金髪美少女とヘラクレスみたいなクソイケメンがわーきゃーする話だろ?あとは金とドラッグが正義!みたいな世界観なんだろ?って勝手に思い込んでは退けてきました。
まあアメコミ自体は未だ観たことがないので、もしかしたら本当に上記の想像そのままの作品かもしれないのですが、映画『アメイジングスパイダーマン』、そしてそのあとに『バットマン・ライジング』も観たのですが…
なんとアメコミヒーローのエモいことよ。
スパイダーマン、バットマン…アメコミのヒーローは泥臭くて人間臭くて、とにかくかっこよすぎる。
スパイダーマンに関して言えば、主人公はもともと正義感は強いものの、思いだけが突っ走って現実は表に出てこないような、言ってしまえば根暗でギークな青年でした。
両親は幼い時に自分を置いてどこかに消えてしまい、祖父母のところで育てられるも両親がいないことに時に葛藤することもあり。そして性格故にパッとしない高校生活。
それがある日忍び込んだオズコープ社で蜘蛛に噛まれたことをきっかけに超躍した身体能力を手に入れ、「とある事件」をきっかけに犯罪者を弾圧する側に回る。
そもそもの動機がまったく明るくないんですよね。
「おら、ヒーローになるんや!」とかではなく、
気づいたら(決して望んでいなかった)異能を手にしていて
どちらかといえば復讐などのマイナス感情でヒーローとして活躍していくこととなる。
しかもスパイダーマンに関しては特徴的なあの衣装や蜘蛛の糸も完全DIYという有様。
てっきり博士かなんかが手渡ししてくれているものかと思いきや、ネットショッピングとか使っていて我が目を疑いました←
そして、ヒーローなんですけども、社会からの扱われ方がひどいです笑
「ヒーロー気取りの不審者」といったところです。
スパイダーマンもバットマンも警察の厄介者にされていますし、社会は彼らに期待するものの面白半分で観ている部分が大きい気がしました。「あいつまた面白いことやりおったわw」みたいな。
そんな抑圧も受けながらも、健気に自分の信念を貫いて陰で戦っていく彼らの姿が、本当にかっこいい。
アメリカものだしどうせ短絡的な作風だろうなと思ってたら、あんまりにも人間臭くて泥臭くて。そしてとにかく自分の信念を貫き通して戦う、そんな「孤高のヒーロー」のあり方に胸が熱くなってしまった。
ごめんな、アメコミヒーロー共よ。
これからじっくり生き様を観させていただくことにするわ。
余談だけど若き頃のアンドリュー・ガーフィールドかっこいいですね!
『沈黙』のロドリゴ神父役の、ちょっと貫禄がのった感じも味があって好きですが、パッとしない高校生役をやってもハマってしまう。個人的に山田孝之みたいな俳優になるんではなかろうか…とか思っているのですが、どうでしょうか笑
そんな感じで、ひたすらアメコミヒーローを絶賛するお話。
泥臭くてかっこいいですよ!
ところでどうしてアメイジングスパイダーマンは不評だったんだろうか…疑問だ。
それでは!